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Live Report
2003年9月19,20日 MORIYAMA JAZZ NIGHT 2003 @ ala
- 第一ラウンド
-
苦虫カミツブシsaxガゾーンと褐色の大蛸入道saxバートン(二人とも日本語わかるわきゃない。書き逃げしちゃえ)が
aLaの空気を二人で全部吸い込んで、そのままサックスのベルから吐き出せば、この世のものとは思えぬ轟音鳴り響くけれど、
われらがニッポンダンシ代表ドラマー、体格では二人に完全に負けているが、音じゃ負けていない。
二人が吐いた轟音を神の領域のスピード、パワー、テクニックで八つ裂き、十六裂き、三十二裂きにすれば、スティック
へし折れ、その先端、照明にキラキラ舞いながら優雅な放物線を描く。
井上の応援を得たガゾーン、バートン連合軍と気心知れた望月、音川、田中の援軍を確保した森山とのこの勝負、
引き分けと言いたいが、地の利を得たわれらがドラマー、僅差で勝利か。
さあ、まもなく第二ラウンドが始まる。この勝負、見届けなくちゃ眠れない。そろそろ出かけるぞ。
- 第二ラウンド
-
aLaには、ときどき、神が姿を現す。その名を“アラーの神”と言う。…というのはウソだけれど、
神の領域のテクニックを持った人間がたまに現れることは確か。
さて、第二ラウンド、プロフェッサー・ガゾーン(苦虫カミツブシているのではなくて、常に思考
しているのだよ。)、アスリートミュージシャン・バートン(書いてるワシもどういう意味かヨーワカ
ランが“褐色の大蛸入道”よりはいいだろ。)vsわれらがドラマーのカミテク(神技としか言いようの
ないテクニックのことネ。)対決。
JAZZがわからんアタクシには、どちらが勝ったのか判定できないのだけれど、aLaの空気を2人の咆哮
で凍りつかせて、興奮を新鮮なままフリーズしてしまったガゾーン・バートンと、その新鮮な興奮を
スティック、ブラシ、マレットを使い分け解凍し、聴く者全員の心に感動という糧をふるまってくれた
森山との、お互い全身全霊を捧げたこの真剣勝負、引き分け、ドローということで文句はあるまい。
では、この三人はもちろん、自分達のテクニックのすべてを惜しげもなく出し切ってコンサートを
盛り上げてくれた望月、音川、田中それに井上のミュージシャン全員に敬意と感謝を表して、もう
一度スタンディング オヴェーションを。
(ふな)
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