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Live Report
2003年12月29日 森山威男QUARTET @ LOVELY
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ラヴリーでは、いつもミュージシャンとほんの数センチという至近距離で聴かせてもらうのだけれど
(いわゆるカブリツキの席ね。)今回は客の様子も観察してやろうと、カウンターに席を取った。
ここは客席後方の一段と高くなった席でステージからは遠くなるけれど大半の客の様子は手に取るよう
にわかる絶好の観察ポイントなのだ。それにステージとも正対できて、ラヴリーではロイヤルボックス
と言われている。言われていないか。
さて、演奏が始まった。時間が経つに連れて、客が3タイプに分けられることがわかってきた。
ひとつは、頭をうなだれて深く聴き入っているタイプ。アンタら、まさか眠っているんじゃないだろうなあー。
もうひとつは演奏にあわせて体を揺り動かしているタイプ。管理人さんはこのタイプかな。
そして、いまひとつはミュージシャンを凝視しているものの、あまり体のアクションはない人たち。
あ、わたしはこのタイプかな。ジェントルでしょ。(汗;
もっとおもしろいイジョーなタイプの客はいないかなぁーと探したが今回はいないなぁー。
ただひとり、ラヴリー名物「中華ちまき」の竹の皮を口に当てたままフリーズしているハ*オヤジがい
たぞ。なんじゃ、アイツは。
ちょうど“渡良瀬”のクライマックスくらいだったから、あまりの超弩
級サウンドに、いったん胃の中に収まった中華ちまきが口の中に逆流してきて、それを隠すため竹の皮
を口に押し当てていたに違いない。(あくまで、わたしの推測ですよ。)
*ロの誘因とまでなってしまう、森山サウンズ恐るべし。(食事中の方ごめんね。だからわたしの推測だって。)
あまりフザケタことばかり書いているとこの掲示板に出入り禁止の措置を取られそうなのでまじめなことも少し。
確かに、1日目と2日目と比べたら2日目のほうが良かったと思うけれど、1日目、あの病み上がりの体調
不良の体でのパワフルなドラミング、メンバーの熱演、ライヴフィーに見合うだけの価値は充分あると
おもうけれどいかがだろうか。
また、2日目、たった一晩経っただけで本来の体調に戻ったのか、凄まじい演奏を聴かせてくれたドラマー、
「怪物ドラマー」といわれる所以のひとつであろう。
ま、“パワフル”とか“凄まじい”というだけでは何も語ったことにはならないけれど、疑う者はライヴに足を運ぶべし。
もし、そのとき、あなたがわたしの隣りの席にいたら、あなたは必ずや、わたしにこう話し掛けてくるであろう。「凄まじいですね。」
(ふな)
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