春一番2005コンサート(2005.5.5大阪服部緑地公園)
(山下洋輔+坂田明、麿赤児黒田征太朗

昨夜のRAG、なかなか楽しめたなぁと余韻を引きずる暇もなく、朝10時集合で京都を出て緑地公園にNさんとK枝先生、森山さんの4人で向かう。森山さんも出演時間を聞いたのは昨夜遅くだったが、私が以前にHPに「トップの出番かも」と書いたせいで、Okadatoは最初のフォークから席取りをしてくれつつ暑い中を聴いているらしい、申し訳なかった。

12時過ぎにライブ会場にたどり着く、直射日光で暑くて暑くてしかたない、さすが皮膚科医、K枝先生ご持参の日焼け止めをわけていただく。このぶんだとシミが増えそう・・。昔森山さんたちのマネージャーをしていた阿部さんという方が、この山下トリオの企画をなさったとか。今日の出演順は公表しないとかで、どういうメンバーがどういう順で出演するのか全然わからない。山下トリオが終って帰ろうとした時、入り口で「三上寛はいつ出るのか」と言っている2人組の兄ちゃんに、「もうこのバンドの前に出たよ」と教えてあげたら怒っていた・・・プログラムがない、ってのはちょっと問題かもね。プログラムがわかると、目当てのバンドだけ聴くための出入りが増え、客席が淋しくなるのかな?

押尾コ*タローという若い「浪速の貴公子(?)」お兄ちゃんがギターを抱えて登場すると、(若い)女の子が舞台に押し寄せる。よく知らない人が何組か。あまりの暑さにOkadatoと日陰に避難する。三上寛がギターを抱えて舞台に、「美術家が〜〜」と絶叫している。

そろそろ森山さんのセッティング、場面転換の時間だが予定よりも10分押している、大丈夫か・・・。三上さんが去って、舞台の前に立ち見でかじりつく。ドラムが登場してくる、グランドピアノが台に乗って出てくる。かぶりつきに人がだんだん増えてくる。舞台の右側には白い大きなキャンバス、ここで黒田征太郎さんがなんか絵を描く予定らしい。ドラムにペイントが飛ぶかも、という予想でシンバル、マイクにビニールシートがかけられる。このセッティング大変だが予想よりも早くすみ、予定よりやや早めのスタート。阿部さんがマイクを持って「紹介します、山下洋輔トリオ!」大拍手。


森山さん、坂田さん、山下さんが登場。あっという間にステージの周りは人だらけになった。キアズマ?森山さん叩きながらピアノの音量を上げるように指示。キャンバスには黒田さんが赤いパステル(?)で1945.8.6と8.9と書く。あ、広島長崎の原爆記念日だね。横にHiroshima,Nagasakiと書いていく。森山さんのドラミングかっこいいなあ。山下さん、やはりあのスニーカーはちょいと・・・もうすこしかっこいいのないの?このあいだのalaのあともうちの掲示板で話題になってたけれど、足と靴の専門家としてはもう少し何とかならないかと思ってしまうなあ。黒田さん、ブッシュと書いて消していく。坂田さんもモニターのピアノの音量を上げるようにと指示している。

山下ソロの横で、麿赤児が出てきて踊っている、うゎあ。実物は初めて見た!白塗りの顔で和服。まるで亡霊のよう・・。麿さんがピアノに寄りかかっている。森山さんが投げたスティック、ゲット!やったぁ。森山威男モデルだ!取り合いになったけれど、もらってしまった・・・でも胸に森山スタッフカードをつけていてこれはひんしゅくものかと思ったが、森山モデルはまだ持っていないもの、遠慮せずに抱え込む。気がつけば麿さんは舞台のずっと上の2階の方を歩いている。

坂田さんクラリネットに持ち替える、森山さん楽しそうにブラシで叩きまくる。舞台を見る目の右端でアートパフォーマンスも見ないといけないし、なかなか忙しいぞ。黙々と書きまくる黒田さん。花?

明るいからいっぱいいい写真が撮れそうだが、なんといってもバックはスダレだからなぁ・・・。と思っていたら後ろのすだれが取り払われた。山下ソロ、森山さんとブレイクバッチリ決まった、大歓声。黒田さん、絵がだんだん黒くなってきた、色も赤と黄色が少し、ほとんどが黒と白なのでもっと明るい色を使えばいいのにと思ったが、このパフォーマンスの意図するところは反核の主張だろう、となるとこの色使いになるのかな?麿さんが出てきて黒田さんのべとべとの絵に張り付く。ソロを吹き終わった坂田さんも???という顔でパフォーマンスを見ている。森山ソロ。麿さんがだんだん坂田さんに近づいていく、大丈夫だろうか、べとべとの服のはずだが。大股開きで踊っているが、この下はナニを履いているのだろう?と見えそうで見えないところが気になるのだ。(ス○リップ)みたい?森山ソロ、ブラシを放り投げる森山さん、まるでもち投げのように手が伸び、Okadato取り損ねてしまった。私みたいに図々しくやらなくちゃ。今日は見るだけで忙しい、坂田さんの後ろに麿さんが貼り付いた。この場所からはあまり山下さんはよく見えないが森山さんはよく見える。森山さんかけ声をかけてエンディングに。もうめっちゃくちゃかっこいい、さすが森山さん、坂田さんと山下さんとのバトルも息が合っていて、さすがと思わせる。客席の方からも大きい歓声。 メンバーが退場したら、「アンコール!」の声。今までのバンドにはアンコールはかからなかったが・・・。黒田さんはペイントだらけになりながら汗を拭く、トリオは退場、麿さんは取り残される。麿さんポーズをとり続け、みんなに大受け、最後の最後にマイクを持って「Thank you」大目立ち。結局和服の下は赤フンのようだった。坂田さんのベストの背中、ズボンのお尻にも、しっかりペイントがついてしまってました・・・。

左上から右に進みます

そしてその下の段へ

最後は断末魔の麿さんを置いてトリオ退場

黒田さん、マイクを持ってピカドンプロジェクトのお話。劣化ウラン弾にも言及、そうだやはりこのパフォーマンスは反核だったのね。うちのイラクチルドレンの案内もお送りしよう。

舞台の真ん前に立っていたので視野が狭くてあっちやこっちを見ているだけで、唖然としているうちに終わってしまったのだが、演奏も、アートパフォーマンスもものすごくおもしろかった。この模様は、画像でご覧ください。
終わってから、主催者側の方に送って頂き、急いで森山さんと新幹線の駅に向かう。遠慮している内に時間がなくなって山下さんにこの前のalaのTシャツにしてもらおうと思っていたサインをお願いしそびれてしまった。

・・・森山さん、これから夜はまたライブ・・・頑張ってくださいませ。私は明日ドルフィーに駆けつけます。