2001年11月10日名古屋市市民会館中ホールにて錦秋名華撰と銘打った、日本舞踊の舞台がありました。名古屋市芸術特賞及び奨励賞を受賞していらっしゃる日本舞踊家が勢揃い。長唄、箏曲、地唄などの日本伝統芸術!といった舞台でしたが、森山さんと共演なさった竹内菊さんは創作日本舞踊といった形で、オリジナルの演目を上演なさっておられる方だそうです。

今回の舞台は「狐の嫁入り」。竹内菊さんと森山さんの共演は5回めとのこと、今までは関係者しか見られなかったらしいのですが、今回は市民芸術祭の舞台のため一般市民も入場可能でした。みわちゃんとふなさん、同居人さんと4人で出かけました。1階席はいかにも踊りをご自分でもなさっているという感じの和服を着た方が多数で席を占めておられ、2階席の最前列に陣取りました。なかなか良いアングルで森山さんを見られました。ストーリーがよく分かりませんでしたが、花道を入ってきた狐の嫁入り行列、人間と出会ってダンス、大乱舞。三味線に地唄の三人の方も良かった。森山さんは最初効果音のようにジャンプするところにトン、伏せるところでダン、という感じだったのですがだんだんヒートアップ。アフロっぽいリズムも飛び出し、前日のリハーサルで見せていただいたより大活躍で、大変楽しめました。森山さんの演奏時間は正味15分と入場料4,000.-はやや割高と言えなくもないですが、しかし良いものを見せていただいた。普段接する機会があまりない分野の芸術でしたが、た〜いへん楽しめました。皆さんにも見ていただきたかったなあ。
狐の大乱舞。左端上段が森山さん。振り上げたスティックに注目。右一番手前が竹内菊さん
暗いですがアップにするとこんな感じ
夕暮れ?狐の嫁入り行列が踊りながら去ってゆく
めでたしめでたし。の三味線と地唄が響く中、哀愁を漂わせるススキ野原の中の森山さん