8:05スタート。曲名の予習をしておくつもりだったのにー。でも人の名前と同じくらい曲の名前覚えられないんだよね。ああ、杉本さんたちにサインをいただくつもりでいたのに、忘れて来ちゃった。ちゃんと持ち物リストを作って書いておいたのに、リストをチェックするのを忘れていてはどうしようもない。しかし、このレポートいつも何か忘れたとかどたばたするところから始まってしまう。(結局、録音できずこの日のレポートはメモ書きだけに頼っております。少し短くなるのをお許しのほど。)

まず最初の曲はIndia。ギターソロに続いてピアノソロ。なかなかメロディアスでいいソロ。パワーもあって、森山さんもヒートアップ。したと思ったらあっという間にソロが終わってしまって残念。ピアノからドラムソロへ。コンパクトにまとめて終わるが、爆発力充分。

MCは笹路さん。「この間、K's tracksという新しいレーベルができまして、杉本さんと、森山さんという顔合わせが実現しました。日本の誇る巨匠二人を担ぎ出してやってもらったんですけれど、ぜひCDの方も聴いてもらいたいと思います。森山さんは現在岐阜にお住まいで、このCDを作るに当たって、そちらまで足を運んで、中学生の頃からあこがれていた事なんかを思い出しながらお願いしたんですけれど。森山さんはギターとはうまくいった試しがないと困った顔をされていたんですが、森山さんを困らせるというのも一つの手であるという考えでやってもらうことにしました」(メモ書きなので、多少内容が少ないです。)

2曲目は笹路さんの曲、FOLK SONG。カリプソ風リズム。客席から全く笹路さんの顔が見えないよ〜。全然見えないとやはりピアノソロの最中でも森山さんの方を見てしまう。森山さんと高水さんの目があって、2人でにやっ(にこっ?)と笑う。あ〜、MDの調子が悪い。変だわ。ずっとTOC Editという表示。乾電池を替えてみようっと。森山ソロ、スゴイ。

この曲もCDに入っていたなあ。「遠き〜山に〜日〜が落〜ちて〜」ううううう、この手の曲をジャズにするのはあまり好きではない。なんか、ぼんやりして曲のサウンドが締まらないと思う。でもきっとこれは森山さんの提案曲ではないだろうかという気がする。小学生時代の、夏のキャンプを思い出す。あ〜、まぶたが重くなってきた。イカンイカン。ピアノソロからベースソロへ。ベースアンプがなんだかビリビリ音がしている。ベースソロをしながら、アンプの下のペダルみたいなものをどける、なかなか大変だ。森山さんも休んでベースだけのソロになった。う〜、やっぱりMDが変。ディスクがBLANKという表示になってしまった。ううう、こういうことがあると余計集中でできないじゃないの!もうあきらめた。レポートはメモだけで書こう。まあ、森山さんは今日はあまり喋らないだろうから、MDを何度も聞き返して採録することもないし。ベースソロ延々と。いつも望月さんの1コーラス、長くて2コーラスのソロしか聴かないから、長く聞こえるのである。エンディングで森山さん暴れる。

「日本語の歌詞もついている、シンプルな曲と思って取り上げたわけでした。」「良かったよ」と森山さん。笹路さん「レコーディングの時もどうしようと思ったんですが、無事終わりました。次の曲は杉本さんのオリジナルで、シナジー・エフェクトという曲です。どういう展開に相成りますか」

スピーディーな曲、目が覚めた。おお、けっこうなインパクト。森山さん快調。ギターソロ、ピアノソロもガンガン。フリーっぽい。森山さん一旦ブレイク。そ〜っとつけていくが、すぐに音量アップ。ベースもスゴイ早弾き。やあ〜、やっぱり森山さん凄いわ。あれ?終わりのテーマがなかった?シナジー・エフェクトというのは相乗効果、という意味だそうです。ここで1st set終了。

2nd set。杉本さんだけ登場。ギターソロ。なんだったっけ、この曲・・・最初と曲が違う。メドレーね。(この曲は杉本さんのオリジナルのTo my friendからRound about midnightのメドレーでした)終わって、杉本さん「あ〜〜、終わったぁ!」とほっとした顔。「今日、これが一番イヤだったんだ〜、家で寝ながらやるのは良いんだけど〜」すかさず森山さん「寝てたんじゃないの?」ヒドイつっこみ。

トリオ。ギター、ベース、ドラムス。ギターソロ、ベースソロ。Double bookingという、恐ろしいタイトルの曲。

笹路さんも入ってカルテット。ゆったりしたテンポの、きれいな曲。パイオニア・ツリー(白樺だそうで)。ギターから、ピアノ、ベースソロ。う〜ん、写真を撮ろうと頑張っているんだけれど、照明が暗くてうまく撮れない。

「森山さんのすごいダイナミクスを出すのがレコーディングの時の目標で、どうやったらいいんだろうといろいろエンジニアと話したんです。森山さんの音をいかにつかまえるかと、苦労するんじゃないかと思ったんですがやってみたらできてしまいました」

「森山さんのバンドで活躍している音川英二さんをゲストにお迎えして」「たまたま来てるんでしょ?」「そこにたまたまマイクも立ってたりして」ちゃんとマイクが用意されています。「聴きに来るっていうから、それなら是非楽器も持ってきてください、という話になったんです」

Sound river。しかし、飛び入りで来てゲストの曲をやるかね、普通。森山さんの地響きのようなバスドラ連打。おお、と思ってみていると、スティックを落とした森山さんと目があった。大きく腕を振り上げ、右手を気にしたが、上に立っているマイクに当たったかどうか?音川さんが今日聴けるとはね。杉本さんのソロ。いつもやっていないはずなのに、なかなかのノリ。、森山ソロ。

最後にハッシャバイを。出たー、すごくいい音の音川さん。杉本さんから音川さんへのソロ。あれ?笹路さんのソロは?森山さん苦しそうになりながらも腕はしなやか。森山さんがサビの所、いつものように「ウォーウォウォウォーウォー」と歌う。高水さん見て笑っている。音川さんに、一緒に吹けという合図か。次のコーラスは歌う森山さんと一緒に音川さんもサビを吹く。頭の合図でテーマに戻る。あ、なんかずしっと来たぞ。うん、なかなかのライブだった。打ち上げでは「また一緒にやりましょう」「是非名古屋に行ってライブを」なんて話が盛り上がっていた、実現するかな?