我らが森山さんが
スイングジャーナル主催日本ジャズ賞・南里文雄賞を受賞されました。
森山さん、関係者の皆様、おめでとうございます!

南里文雄賞とは?本賞は「スイングジャーナル」が創刊30周年(1975年)を迎えたのを機に、同年を第一回として創設されたものです。本賞は、日本ジャズ界のパイオニアでもあり、その生涯の大半に当たる半世紀を通じて現役のプレイヤーとして活躍、1975年8月4日に他界された故・南里文雄氏(トランペット奏者)が終生ジャズに捧げた情熱と精神を末永く後世に伝えるとともに、本邦ジャズ界の今後の発展・育成に寄与することを願って、過去一年間を通じて我が国ジャズ界の発展に最も大きく後見した人に贈られるものです。(スイングジャーナル社・「受賞作品ならびに受賞者決定のお知らせ」パンフレットより)

その授賞式に潜入レポ。どうやって入れたかって?それはじんみゃく人脈(コネとごり押し、ともいう)。2002年1月16日(水)12時より、東京は芝のプリンスホテル。ずうーっと昔、母の伯父(社会党・元総理大臣片山哲)の米寿のお祝いに来たんだけどなあ。その後は・・・あんまり記憶にないや。靴をパンプスに履き替えてコートといっしょにクロークに預け、会場へ向かう。けっこう広い会場で、賑やかになりそう。お花が綺麗に飾ってあるし、受賞したCDがブロンズ像とともに並んでいる。オーディオ関連の受賞の楯もならんでいるのだけれど、どんなオーディオか、写真でもつけてくれればいいのに、メーカー名と品番しか書いてないので全然見当がつかない。音の良し悪しが全然分からない、オーディオ音痴の私。
12時を過ぎて岩浪洋三選考委員長の挨拶と選考結果発表。なんだかバラードとか、新しめの、優しい感じのCDや、マスコミ受けした人ばかり賞を受けているように思えるが。世の中の評価がこういう風なのだろうな。大将が一言ぼそっと、「俺たちの耳の方が間違ってるのかもしれんな」。

ジャズ・ディスク大賞各部門賞
金賞 ニアネス・オブ・ユー:ザ・バラード・ブック/マイケル・ブレッカー ユニバーサルミュージック ユニバーサルクラシックス&ジャズ/UCCV-1018
銀賞 フレンチ・バラッズ/アーチー・シェップ ヴィーナスレコード/TKCV-35096
日本ジャズ賞 しーそー/渋谷毅&森山威男 徳間ジャパンコミュニケーションズTKCB-72228 SACD:TKGB-500
ボーカル賞 海外部門 ザ・ルック・オブ・ラブ/ダイアナ・クラール ユニバーサルミュージック ユニバーサルクラシックス&ジャズ/UCCV-1020
ボーカル賞 国内部門 ミスティK/小林桂 東芝EMITOCJ-68052
編集企画賞 スーパー・ビット・ジャズ・クラシックス・シリーズ 東芝EMI/TOCJ-9301-9350
制作企画賞 「ティーン・タウン」「アイ・ガット・リズム」マンハッタン・ジャズ・クインテット IMAGICAメディア出版 ビデオアーツ・ミュージック/VACM-1169,VACM-1190
最優秀ジャズビデオ賞 イマジナリー・デイ・ライブ・パット・メセニー・グループ パイオニアLCD/DVD:PIBJ-1003 VHS:PIVJ-1129
最優秀録音賞:
New Recording部門
ウッド/ブライアン・ブロンバーグ キングレコード/KICJ-414
最優秀録音賞:
Remastering部門
「ヘリテッジ・オブ・ジャズ」シリーズ ビクターエンタテインメント/VICJ-60760-60800,VICJ-60807
ニュースター賞海外部門 カム・ドリーム・ウィズ・ミー/ジェーン・モンハイト ビクターエンタテインメント/VICJ-60744
ニュースター賞国内部門 ガール・トーク/akiko ユニバーサルミュージック ユニバーサルクラシックス&ジャズ/UCCJ-2007

ジャズディスクの方の表彰は、レコード会社の方が受け取られるのね、本人じゃないんだ。順に発表があって、マイケルのCDを出した会社の社長さんがご挨拶。それからブロンズ像を一人ずつ授与。次いで南里文雄賞の発表で、森山さんが賞状を受け取られました。その後、たくさんたくさんあるオーディオメーカーの賞を順に発表。オーディオメーカー代表のご挨拶。簡単ではございますがとおっしゃったがなんのなんの。30くらいある楯を順に授与、オーディオ機器は、やはり顔が見えない(どんなものかわからない)からか、ざわざわと雑談が増えてくる。真ん中のテーブルに徐々に料理が出てくると、テーブルの周りに人が増えてくる。アナウンスの女性も「料理を目の前にして申し訳ありませんがしばらくご協力のほどを」と。ここまで約45分。ごめんなさい、ジャズ・コンポーネント・アワードの方は書く気力が失せました。1/20発売のスイングジャーナルをご参照のほど。パーティーの最中に、ニュースター賞国内部門のakikoさん、ボーカル賞の小林桂さんのライブがありました。しかし、なぜにボーカルだけ賞があるのかな?

岩浪洋三さんの、受賞理由発表。
スイングジャーナル社長から授与式。
ジャズ・ディスク大賞受賞それぞれの会社の代表者の方々の記念撮影。
オーディオ関連の方の受賞者の記念撮影。
南里文雄賞記念写真撮影。賞状の他に金一封が。
ジョージ川口さんと。
左側がスタジオFの藤井先生、右はジャズ・イン・ラブリーの河合さん
ブルーノート東京に出演のため東京に滞在していたマル・ウォルドロン(p)と
お花と、ブロンズ像。手前CDの真ん中が「しーそー」。
Akiko Grace(p) と山本剛(p)さん
渋谷さんと談笑している森山さん。二人の間の奥は内田先生
ニュー・スター賞を受賞したボーカルのakikoさん
ジャズ・ディスク大賞ボーカル賞国内部門受賞の小林桂さん
森山さんと2shot。スーツを誉めていただいてウレシイ管理人。

日本ディスク大賞とジャズ・コンポーネント・アワードの受賞者は、それぞれ会社の代表者が挨拶されたし、マイケル・ブレッカーも録音ながら挨拶があったのに、南里文雄賞だけはスピーチがない。なぜ?とスイングジャーナルの社長さんにお聞きしたら、一瞬びっくりという顔をなさって、「今まで受賞者が挨拶したことはないし、挨拶してもらう時間もない」とのこと。でもなあ・・・森山さんのユーモアあふれるスピーチを聴きたかったなあ。

午後二時過ぎに終了。打ち上げ、お誘いいただいたのでとっても行きたかったのだけれど、夜の7時からだというし・・明日地元の高校での講演会の準備がまだ・・・朝イチで帰って準備してたら、出勤が間に合わない!夜行バスで帰る気力もない(トシのせい)し、も一つ、週末からピットイン3連ちゃん!なので、今日はおとなしく帰ることにしました。藤井先生と、新幹線で名古屋まで。今度のスタジオFのライブも楽しみだぁ〜。