皆様、御心配おかけしました。ハードディスクは復旧できませんでしたが、ホームページの更新がなんとかできました!

やった、久しぶりのグループでのライブ。東京からまなみさんややすこさんも駆け付け、気分は盛り上がり。多治見の駅で合流し、タクシーでスタジオFまで。この運転手さんがまたよく喋るしゃべる。まなみさんややすこさんと森山グループの話をしていても、口を挟むのは全然別のこと。もー、なんか主役になりたがってるって感じで。

スタジオFに着いたのは4時20分くらい。むこうの方からYAMさんが歩いてくるのが見えたのでダッシュで入り口へ。行列トップを死守・・・というよりYAMさんがゆずって下さったのです、ハイ。階段に座っておにぎりを食べたりして。「可児市の教育委員会の者ですがー」と藤井先生を訪ねていらっしゃった方に、「9月のコンサートの件ですか?」とお聞きしたら「あ、ホームページ見てます」といきなり返され、どぎまぎする。「詳細が決まったら書き込みして下さいね」とお願いする。列は徐々に長くなるが、大阪のhoriさん、おーちゃん、TOMさん、みわみわちゃん、ふなさん、同居人さん、YAMAMOTOさん、norikoさんとまるでホームページのオフ会状態。ほとんどは先日の春日井マルジャでのオフ会で顔を合わせているが、初対面同士でもまるで旧知の間柄のように話ができるのがネット上での知り合いの不思議なところ。いろいろ話しているうちにあっという間に開場時間。この時期なら外で待つのも寒くなくてよいわー。最前列、ピアノ寄りに席を構える。

藤井先生のごあいさつ、伊達大使の御挨拶に続いてマーチング・オブ・セブンスのスタート。ん?タタッタッタターという出だし、ピアノ入りそびれる。おお、森山さん絶好調っていう感じ、両腕を水平に大きく開いてシンバルを勢い良くぱーんと同時に打つやりかた、カッコよくて大好きなんだけど、久しぶりに見た。嬉しいなあ。気合い十分!私の座っている場所からは、ピアノの方を見ていてもぴかぴかのピアノに映って森山さんが叩いているのが良く見える。田中ソロ、マーチで。両手を使った猫手鍵盤乱れ打ち、高音部を叩きまくる。んん?変なところから音川さんが入ってきたように聴こえた・・・うーん、曲の頭が分からなくなっていたようだ。マーチなのにカウントできないとは(後で聴きなおしてみたけどやっぱりわかんなかった)。音川さんがテーマを一回吹くとそこから音川ソロに。4ビートになる。ばりばり音が響く、ベースの音も脚にびりびり伝わってくる。おや音川、田中両氏とも靴を新調したようだ(音川さんはプラダからナイキに履き替えた)。ドラムソロ、ハウリング(耳鳴りかと思ったが違う)がおこってなんだか耳障りで残念。すごい気迫。スティックが手から離れて宙を舞うが、くるくる回って落ちる前にすでに森山さんの手には次のスティックが。素早い。いつもながら感心させられる。テーマに。こんどはちゃんと入れた。曲が終わり、ほおー、のため息と歓声、拍手。

Sun,be motionless.このアップテンポのリズムが少し不安だけど何かの始まりを予感させるような、そんな気分にさせてくれる。ピアノの音がもう少し欲しいところ。おお、ドラムスティックの先がちぎれて最前列の観客の方へ飛んだ。うへー。飛び散る汗、スティックの粉末。大迫力。すごいすごい。音川ソロ、田中ソロちょっと苦しげ、ワシワシワシと鍵盤を叩く。森山田中目と目で合図、ガーンと合わせるところが決まる。嬉しそうな顔。

信正見参というCDを作りました。ピアノの田中信正を紹介しようとして作ったCDなのですが、思いきりドラムが目立っています。・・・とMCが始まる。しかし、MDが録音されておらず、詳細がお伝えできず申し訳ありません。大筋はhoriさんの日記を参照して下さい。

Danny boy.音川さんの音が美しく響く。ピアノとドカン!とドラムが入るデュオのスタート。スティックとブラシを持ち替え、フロアタムの上に乗っているブラシをはたき落とす。器用な。田中さん立ち上がってピアノを叩く。椅子が後ろにずれていく。うーん、ステージから落ちないか心配してしまった。

アフロの曲うーん、名前が一瞬でてこない(Free people)。縦横無尽に田中さんの手がピアノをはね回る。このポジションから、高い鼻の穴がよく見えるーなんて。ドラムソロ、バスドラの連打、よく足がつらないものだと妙な感心をしてしまった。終わって、拍手と歓声の渦。

休憩時間。スタジオ下の駐車場で、コーヒーや日本酒がふるまわれる。テーブルにはお菓子も、素敵な心遣い。叔父と叔母夫妻が来ていたので、席を替って前の方で見てもらうことにした。私は少し後ろに。さっきまでシンバルに隠れていた森山さんの顔が良く見える。

2nd set.Sound riverからスタート。おおいいぞいいぞ、スピード感溢れる田中ソロ。森山さんの硬質なレガートが良く響く。音川ソロ、のけぞって吹きまくる。ドラムソロ、ロールを多用。爆音。

ありがとうございます。このセット最初の曲は、テナーサックスの音川英二が作りました『サウンド・リバー』です。訳すと音・川(笑いと拍手)。次の曲は、音川英二の前にこのグループにいた井上淑彦がグループを去る時に作ってくれた曲で、感謝という意味です。Gratitude.

だんだんレポートを書くのが辛くなってきた。陳腐な言葉が続いてしまう。この音の美しさはどう表現しても言葉には尽くせない。テーマ、サックスの音色が心にしみこんで来る。田中ソロ。うまくタメを使っている。うっとり・・・・ああきれいだなあー。バックで音川さんが小さくテーマを吹くのがまたバランスがとれていてよいわ。音川ソロの入り口、うわーっと吹き上げるような感じで広がる。名曲だなあ・・・・。終わりのテーマに入る。さあ、始まるぞ、森山さんが暴れ出すぞー、と思ったら来た来た!ひと暴れしたらテーマの終わり部分はやはり美しく閉める。会場、ため息をつく人多数。

タタン!おっと、サンライズだ!ピアノとドラムでテーマの入口。知っている人は大喜び。TOMさん踊り出さんばかり。ベースラインがくっきり際立つ。サックスソロ。ドライブ感ばっちりキュキュキュキュキュー。ピアノソロ叩き付けるような、望月さんと呼応しあって。あー、ライブはいいなあ。ドラムソロ、あまり長くはないが、気迫!タン!と音を切ったらすかさずテーマに入る。昔多用していたタカタドン!の合図はなくなったようだ。

ハッシャバイ。歓声があがる。田中ソロ。なんだかウタが聴こえてこない・・・ような気がするが。音川ソロから望月ソロへ。腕まくりした望月さんの腕橈骨筋、総指伸筋の筋腹が美しく見える、いやソロも美しいですけど。

ありゃ、アンコールのリクエストもさせないうちにグッドバイに入ってしまった。いいのかなー。アンコールが来たらなにをやるのかな。ピアノ、美しいだけでなく、意表をつく音を使ってイントロ。すばらしい。音川さんテーマを吹く、ああー、一瞬ここがスタジオの中というのを忘れてしまった。髪の毛がじわーっとゆっくり逆立ってゆく。終わって、大歓声。アンコールのリクエスト。

森山さんDeparture from the mysterious flashの紹介。前にテイク・ゼロというCDを作った時に、コルゲンさんがレコーディングの当日にファックスで送ってきてくれた曲なのだが、藤井先生の名前の頭文字を(ふじい・みちてる)折り込んだタイトルになっている。コルゲンさんが先日亡くなったとのこと、今日は追悼で演奏するが、これがしおさめになるとのこと。音川ソロ!おお!田中ソロへ、前言撤回、ウタが聴こえないなんて言ってごめんなさい。森山ソロ、ひえー、気迫のソロじゃ!!コンパクトにまとまってまた疲れも見せず!本当に今日はノリノリ!

終了後、叔父と叔母をホームページ仲間に紹介したら、ふなさん曰く「こんな若くてきれいな叔母さん?管理人さんの方がずっとオバさんじゃない」失礼な!だけどほんとうかも。ドラムをばらそうと思ったら、9月にある可児市のコンサートのパンフレットに載せるという写真撮りが始まった。いきなりまた一曲!わーお、エクストラでまたこんな凄い曲が聴けてなんてお得だったんでしょう!嬉しいなあー。森山さんの後ろで、また望月さんがイタズラしてますよー。

さあて、打ち上げだっ!ファンの方と交流したいという森山さんの御希望と、藤井先生のご厚意で、大宴会となりました。しかし、私は一人で電車に乗って実家に戻ったはずの息子が行方不明という連絡が入り、それどころじゃなくなってしまいました。衝撃のせいでコンサートの中身も頭からすっとび、薄味のレポートでごめんなさい。せっかくまなみさんややすこさん、メンバーと一緒の宿をとったのに、家に戻るはめになってしまいました。結局連絡の行き違いだったのですが。その場にいらした皆さん、御心配おかけしてすみませんでした。あーあ。