-森山威男3Days@新宿ピットイン1日目-

1週間前に高熱、それから腰痛で森山さんの体調はイマイチ、らしい。腰痛の森山さんにドラムのセッティングをさせるわけに行かないので一足早く5時半にピットインに到着したら、店の方であらかたセッティングをしてくださっていた、ありがたい。私のしたことはシンバルとスネアのセットだけ。森山さんが最初に登場、いらした最初からもう顔には疲労の色。でもきっと森山さんのことだから、「調子悪そうだな」というドラミングではなく、たたき出してしまえば大丈夫だろうと楽観的な私。森山さんセットの調整をして軽く叩き始めるがしばらく待っても誰も現れず、「リハしないのかな・・・俺がリーダーなのか?俺が声をかけなきゃいけなかったのかな」暇をもてあました森山さんがピアノの前でメロディーともでたらめともつかない音階を奏でる。しばらくしてノブ君登場。どんな曲をやるのか二人で打ち合わせ、デュオで井上さんの曲の確認。井上さんのCDを送って「予習しておいてください」なんて押しつけがましかったけど、まあ一定の効果はあったようだ。井上さん、紅介さんと登場。どんなライブになるのか楽しみだ。リハの間は少々遠慮して外へ出る。開場は7時半。この前MDがこわれてしまって、買い換えようかなとは思っていたのだが、結局買いに行く時間がなくて今日はメモだけでレポートを書くことにしよう。


今日はテレビカメラが来ている!東京 MXテレビとかいう東京ローカルのテレビだそうだ、森山さんの、ということでなくて、「ジャズ人」という雑誌を作っているマイケルさんという方がライブを聴きに来ているところの取材らしい。
20:10スタート。森山さんがテンポを出して、アップテンポの曲がスタート。ノブ君が弾き始めて、ん、これはImpressionsだな。紅介さんの音程高めのベースラインがなかなかGood。森山さん病み上がりというけれど、とってもそんな風には見えない。トシちゃんの柔らかいけれど力強い音色がまたイイ。3拍フレーズっぽいベースライン、森山さんもばっちり合わせて。今日は一番前の列の一番端っこに坐っているんだけれど、右後ろに置いてあるスピーカーからベースの音がばっちり聞こえてくる。ノブ君ビリケンさんみたいなヘアスタイル。ああ、トシちゃんの吹きまくりに森山さんがバッチリ合わせて叫ぶ。すっごい〜。あ〜、ほれぼれしちゃう。わー!と舞い上がりたいところだけれど、こんなに叩いて大丈夫?って逆に心配になっちゃうくらい。リムショット決まった、あまりの緊迫感にだんだん胸が苦しくなってきた。トシちゃんのソロ、すうっと退いて逆光の中ノブ君のソロ。うわー、すごい気迫が。少し走り気味か?と思える早めのフレーズ連発。森山さんのバッキングも、ドラムソロみたいな。紅介さんがんばれ。森山さんの笑顔が見える、大丈夫だ。ノブ君とばっちりリズムが合って。森山さん、1日目とは思えないドラミング。けっこう長いソロを叩きまくっている。真剣にあとの3人が見守っている、パカン!でテーマに。一瞬おいてトシちゃんが吹き始める。なんだかのぼせてしまっている私。かあ〜っと頭が熱い。アルコールのせいじゃないよ、今飲んでるのはアイスコーヒー。エンディング長い。ゆったりしたフレーズをトシちゃんが吹き続ける。どうやって閉めるのかな・・・森山さんがしびれを切らしたようにスパン!とスネアを叩き、クローズ。

「ありがとうございます。え〜、井上淑彦、坂井紅介、田中信正。3日連続と言うことで、相手変われど主変わらずってやつですね。私と田中は3日間ずっと一緒なんですね。さっき聞いたら井上はデュエットで田中とツアーを計画しているんですって。しょうがないから私と坂井紅介でデュエットでツアーをしようかと思います(笑、坂井さんがびっくりした顔でうんうんうん、と頷いている)。同じ店で同じ日にセッティングしておいて、出ていってやっちゃったりして(それってこのバンドでツアーしたいってこと?)紅介さん「やりたいです!」顔がマジ。「やりたい、じゃあ次の曲でやれるかどうかテストしてみましょう。一応考えたんですが、3日間あるから、1曲目はみんな同じ曲にしようと、Impressionsから(おお〜)。・・・・だれでも考えそうなもんですけれどね。肩の力をぬいてさらっとやろうと思ったんですが、な〜にな〜に(笑)。だいたいテンポが速かったよね。娘にもよく言われるんです。お父さんを聞きに行くと、ほっとする曲がないって。ほっとなんかさせるもんか!・・・次からは3曲連続で井上淑彦のオリジナルです。曲名を・・・・(と一生懸命考えている)思い出しますよ!・・・・やっぱり無理だ・・・・Birth of Life、Gratitude, Grasshopperおお、出てきたじゃない、よく思い出せたね。井上さん「すごい!」「名前は覚えたんですが、行き方を覚えてないんで、途中でどうかなっちゃうかも。そうなったらドラムなんか元々いなかったものと思ってください。行くよっっっっ!」

ノブ君のピアノでターンタンタタッ、ターンタンタタッときれいに始まるけれど、この静けさからいきなり爆発アフロ。すごいわ、ホント、ドルフィーで聞いたとき衝撃だったもん。ロールを回してフロアタムに。トシちゃんソロ4ビートに。本当にすごい、このユニットの緊迫感。研ぎすまされたナイフのようだ。あっという間にスティックを持ち替える森山さん、スネアのリムショットが響きノブ君苦しげな顔、トシちゃん吹きまくり、低音の魅力。トシちゃんの顔から汗がしたたり落ちる。すうっと音量を下げてノブ君紅介さんが退く、森山さんも音量を下げて、曲の途中なのに音がなくなっちゃうような静寂が訪れる、どうなるんだろう?と思ったら井上さんのフリーソロ、意外な展開だわ。そこに森山さんが乱入してデュオ、井上森山デュオが続く。2曲目の途中でもう30分経過。まだノブ君この曲ではソロしていないし、今日のステージは長くなるかな?なんか聞いたことがあるような少しポップス風のフレーズで、ゆったりとトシちゃんのソロが終わる。森山さんが大きく右手を振り上げてシンバルを叩きノブソロへ。急にアップテンポの4ビート、坐っているトシちゃん、汗がすごい、顔から汗がしたたり落ちている。ノブ君森山さんが見えるのかな?紅介さんノブ君のフレーズに反応して合わせる。バシーンと森山さんが入れて合図、ノブソロ終了、意表をついた場面転換で、あー、拍手のタイミング失った、坂井さんのフリーソロ、うなり声がすごい。音数多いわ。森山さんがハイハットを小さくコンと叩く、いつから入ろうかとタイミングを計っているような手の動き。井上さんが立ち上がる、坂井さんが音量を下げて、森山さんがハイハットを小さく連打。静寂の、森の中のようなノブ君の和音。森山さんがテンポを出して入ってきた、アフロリズムのテーマに。すごい緊張感、工夫がこらされていて「次に何が起こるの?」って感じで息が抜けない。お〜、2曲終わった時点でもう40分、うへ。

紅介さんの弾き始めるGratitude。トシちゃんのサックス、息づかいが感じられるサウンド。森山さんがふんわりとマレットでつける。トシちゃんの音がすこし小さいので後ろまで聞こえるか少々心配になった。紅介さんのソロはノブ君とのデュオ。ああ、しまった。メモ用紙をめくったときの紙の音が響いちゃった。森山さんブラシでノブ君のソロにつける、ああ、美しい、うっとり。森山さんブラシのおしりを使ってタムの連打、トシちゃんのソロへ。ゆったりとした、少しもの悲しくて、そして少し明るさが見えるような。トシちゃんがそっとそっと吹いているので森山さんも暴れきれない?いや、やっぱりブラシで暴れまくってますね。エンディングは紅介さん。


おお、もうすでに1時間経過した。ん?井上さんが隅っこの方へ行ってソプラノを持つ。少し間があって・・・森山さんが何かしゃべらないといけない雰囲気の間になった。う〜ん、トシちゃんすごい。何も言わずに森山さんを使ってる・・・さすが年季が入ってます。
「このグループ、私だけが新参者で試されてるみたい!この3人はいつもいっしょのグループでやっているんでしょ?昔ね、山下洋輔のところのドラムがいなくなって、しめたとおもったんですが、オーディションをするって3-4人来たんですよ。叩いてごらんって言われて、ろくに4ビートも叩けやしないのに、ガンガンに叩いたらそれが良かったんでしょうね。ダメだと思ったら思い切り叩いちゃえばいいんです、3人対1人なんだから。次の曲はグラスホッパー、これは大丈夫ですよ・・・・(と自分に言い聞かせるように)大丈夫!」

森山さんがかわいくチリチリとハイハットを鳴らす、楽しそうだわ。ちょっと4ビートの入り口が合わないか、いやちゃんと修正がきいた。ノブ君からのソロ、モード系の曲だね。ノブ君明るく、テーマのサウンド。トシちゃんが合図して決めのフレーズ。そして、トシちゃんのソロに変わる。自由な感じと、はねる感じ、バッタね、なるほど。でも虫が苦手な私、2年前の横浜ジャズプロムナードを聴きに来た時の、横浜トリエンナーレだったかの巨大バッタを思い出しちゃった、うぇ〜。おお一時間突破した。ちょっと不思議な感じのソロ、森山さん暴れている。お、インテンポになった。テーマのモチーフが入った、かっこいい、ほんと、うんうん、うまくテーマ合わせてる。ワルツにはいるところがいいんだよね、わあ、このアップテンポすごい。この吹きまくり、フレーズの切れ目がない!聞けば聞くほどすごいなあ〜、4小節ごとにタータッと入れる。もうテーマで終わりかと思ったらドラムソロ。おおドラムフリーソロに入った!そしてドラムソロのエンディングでタータッッ!!!で終わり。

「こんなにいじめられるとは思わなかった」と森山さん、井上さんが「合格です」爆笑。「うちのバンドあげるからこっちのバンドもらおうかな。長屋の何とかって落語がありましたね(すみません、不勉強でよくわかりません)。次のセットで、リクエストとかあったら井上さんに申しつけてください。休憩します!」

休憩になったらテレビカメラはもういなかった。そうだよね、「演奏の取材」じゃなくて「取材している記者の取材」なんだから。その記者さんの所に行って「どうですか〜」と聞いたら「すばらしい、パッションが伝わってくるね」とお褒めくださった。このホームページも見てくださっていたらしい。来年発売の号に、このライブの評を書いてくださるそうで楽しみ。

21:54。森山さんala記念の黒のTシャツに着替えている。ノブ君が森山さんを見て、頷いてピアノのイントロ。何が始まるのかな?ワクワクワク。ノブ君の出す音は、とてもクリアで。でも、出す音ごとにサウンドの色合いがちょっとずつ変わって、不安げだったり、優しかったり、ちょっと悲しげだったり、深みがあったり、と表情をくるくる変えてくるのがおもしろい。ピアノのふたにノブ君の顔が写って見える。ああ、何かきれいな画像のバックで鳴らせてみたい。誰か企画して?I-kin-eだったっけ?ワルツのテーマ。う〜ん、ゆったり、心が豊かになって気持ちが優しくなれそう。ノブソロ、おお、変拍子が出た。広がりのあるサウンド。そういえば、以前はよく靴を脱いで靴下姿でピアノを弾いていたが、ピットインで靴を履いているのは久しぶりではないかしら。泣きそうな顔にノブ君が見える。ああ、メモを取る手が腱鞘炎になりそう。3日間持つかしら。なんて、ミュージシャンはもっと大変なのにね。あれ、今のノブ君のフレーズ、セントトーマスかしら。ああ、ソロが長い、堪能できます。ノブソロからトシちゃんへ、浸ってしまう、テナーのサウンド。深みがあるなあ〜。ソロ短いかと思ったら、後半の長いこと。トシちゃんの合図で最後のエンディングへ向かう。

見上げてごらん夜の星を。テーマ、トシちゃんのソロ。オーソドックスな感じで。ううん、今ひとつでも私は乗り切れないんだよね、この手の曲。森山さんが「バラードはみんなが知ってる曲にしよう」って決めたんだけど・・・ノブ君が「どうするのかな?」って顔をして紅介さんを見上げる。ベースソロに。トシちゃんが合図して、カデンツァー。

おや、MCがない。カウントを森山さんが出して、Exchangeかな?アフロリズム爆発、タムが、リムショットが鳴り響く。うわ、スティック捌きの華麗なこと!!大きく振り上げるポーズ、かっこええなあ。弦を持ち上げるように、たたきつけるようにはじく紅介さん。森山さんがノブ君を見る、4ビートにするタイミングを見ているのかな?おおずっとアフロのまま行くのかしら、ヒートアップ、おやトシちゃんが入る変わり目の合図がわからなかったがトシちゃんソロで4ビートに。うわあ、雷みたいだ。地響きがするわ。紅介さん変則的、ノブ君も合わせた感じの不思議なバッキング。トシちゃん吹きまくり、森山さん叩きまくり。もう紅介さんやけくそみたいに見える。森山さん、すごく楽しそう。リズムセクションの後の二人をがんばれ、と鼓舞するかのように叫び声を上げて、二人のお尻を叩く感じ。すっごい、森山さん、変則的な付け方をするバックで森山さんもリズムを変えている。ノブ君苦しそうな顔、はあ、すごい、何てこったい。トシちゃん一歩リードか、リズムパターンを森山さんが入れてドラムソロ。みんなここで休むのに森山さんだけ叩きまくり。うひゃ〜。本当にすごいわ、何てオヤジだ、敬服感服。ただただため息。スティックに打ちのめされてしまった感じ。森山さん目に汗が入ったか、さっきまでの楽しそうな表情から一転してしまった。テーマ少しずつデクレッシェンドして、少し静かに一旦あったが、だんだん盛り上がって・・・最後スティックが折れたがそれもぱっと持ち替える。拍手拍手拍手!

「ありがとうございました、井上淑彦!坂井紅介!田中信正!」井上さんが「森山威男!」「この前9月に、私の今住んでいる所の可児市っていう、岐阜県の名古屋寄りのところなんですが、通称alaという、芸術文化創造センターってところでコンサートをやったんです。これで4年目ですかね、毎年9月の第3週ってことでやらせてもらってるんです。今年はピアノ3人バトルという山下洋輔、田中信正、板橋文夫っていう顔ぶれで」客席から「スゴイ」「コワイ」という声。「すごかったですよ。山下洋輔と田中は似ているんです。どういう風に似ているかっていうと、食らいついていくぞっていう気迫がすごいんです。おもしろいこと大好き。山下は異種格闘技なんてやってますよね。ピアノ3人でぐちゃぐちゃに、アンコールでやろうと思ったんですが。板橋は私から見ると偏屈そうに見えるんですが、皆さんから見ると何でもないんでしょうか。3人のバトルなんていうと、『俺はいいよ』というかと思ったら」客席から(似てる〜)「それがなんのなんの、リハーサルに来るやいなや『せっかくなんだからさあ、やろうよみんなで!』(またこれが似てる!)田中と山下とバトルをやらせようとしたんですが、本当に3人になっちゃってどうしようかって。ドラムがソロをやっている間にレールに乗せたピアノをひいてきて、ドラムがぱっとこっちを見て山下と対決。っていう。でもステージにピアノ3台はのらないんですよ。田中に小さな卓上ピアノを弾かせようかと思ったんですがちょっと小さすぎますよね。一台を田中と板橋が分け合って弾いたんですが。田中怖かったんじゃない?隣にクマが出てきたみたいで」ノブ君ぶんぶんと首を横に振る。「うちに写真がありますが、楽しそうに大笑いして弾いてますよ!」いや本当に楽しいコンサートだったな〜。「甲府の母親も呼んだんです。物笑い・・・じゃなくて物忘れが激しくなって。呼んでも忘れるんじゃないかと思うんですが、少しの間でも楽しんでもらえればいいかと思って。『威男はいい人に囲まれて、楽しそうでいいねえ、それで仕事は何をしてるんだい?』私の方が涙しちゃいました。あ、そのコンサートを記念して作ったTシャツなんですが、これおわかりになりますかね、麦の穂でもアイスキャンディーでもないんです。ピアノ3人と、サックスが二人、ベースと、ドラムっていう絵なんです。ちょっと控えめすぎたかしらね、もっと大きくすれば良かった。これは良かったんですよ、紋付きみたいで」と首の後ろの所のドラムのマークを指す。「黒のLサイズがあっという間に売り切れまして、あとは草色っていうんでしょうか、モスグリーンと、黒があります。ご希望の方は2000円でお買い求めくださればと思います。3枚買っていただければ5000円ということで。本当いうとちょっと作り過ぎちゃったんです。それぞれ10枚ずつ余ってしまって・・・ちょっとピンク一枚取ってくれる?」とawkwardさんに。「ピンクとモスグリーンはSサイズなんですけれど、ちょっと大きめです。私は本番ではLサイズを着たんですが、Mでもちょっと大きめのサイズにできてます。こんなピンク着る人います?いないよね」手を挙げた女性に「あ、着てくださる、ありがとうございます」とプレゼントしてしまった。「草色は・・・」男性が手を挙げたが、「男の人はねえ。まあまだあと2日ありますから、後にしましょう。・・・・ありがとうございました。最後だから言ってしまいますが、実は体調を崩して、一週間前に39.5度の熱を出したんです。熱を出したのが夜だったんですが、薬を届けてもらって飲んだら抗生物質がうまく効いたらしくて平熱に戻りました。今日でちょうど1週間になるんですが、『まだ治ったと思わないで8分どおりと思ってください』と言われています。そろそろと、こわごわと叩いたんです」爆笑。ノブ君と紅介さんにも大受け。「え、だっていつもはこんなもんじゃないでしょ?今日は菌を全部出しましたから大丈夫です、勝ちます!」と腕まくりをして力こぶを見せる森山さん。「ありがとうございました!」

ああ、ハッシャバイ。トシちゃんのソロ、いい意味でのオーソドックスな、正攻法のソロ。ノブ君はまたちょっと搦め手の入り方。トシちゃんがソロの最中にサビのメロディーを入れる。紅介さんソロ、うんうん。紅介さんソロ終わりに井上さんには入ってほしそうな森山さん、井上さん動かず森山さんソロに。メロディーの聞こえてきそうなソロ。アタマになるようにテーマに持って行こうとしている森山さん、トシちゃん動ぜず森山さんの方を見たまま、まだ森山さんに叩かせる、う〜んやるなあ。森山さんしょうがなくやけになって叩き続ける。サビからテーマに入る森山さん、うわあもう23時を過ぎた。

「田中信正!井上淑彦!」といったところでマイクのスイッチが入り「坂井紅介!」だけ大きな声になってしまった。もう一度「井上淑彦!田中信正!」で止まるかと思ったら「坂井紅介!」と紹介、トシちゃんが「森山威男!」と紹介。

みんな退場、もう終わり・・・と思ったが拍手が鳴りやまない。森山さんが出てきて挨拶だけするのかと思ったらノブ君まで出てきて小走りでピアノに向かう。デュオ!わあ〜、「Goodbye」だ。ノブ君のイントロ、音に浸ってしまう。テーマのサビから森山さんがマレットでつける。ソロ、うっとりと目をつぶって聴いていると、本当に染みわたってくる感じで。森山さんブラシで最後はやはり大暴れ。

ああ、本当にすばらしいライブだった。
明日もあさっても森山サウンドが聴けるのね、もう明日の朝は5時起きで仕事に行って、またとんぼがえりだけれど、そんなことこの感動のためなら何でもないわ。がんばろうっと。

写真提供:Blue in Greenさん

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