![]() インターネットは便利だ。 知りたい情報がクリックひとつで手に入る。 昔はわからないことがあったら親に聞くか、辞書を引くか、 子供相談室に電話するしか手がなかった。 答えに困ると大人は「子供にはまだ早過ぎる」と煙にまく。 小学生の頃のある日、女子だけが教室に集められ男子禁制の 何やらアヤシイ授業が行われた。 男子諸君はそこで何が行われ、語られているいるのかヒジョーに 気になった日を憶えてはいないか? 今でもあるのであろうか? 秘密。 ヒミツはあればあるほど知りたくなるものだ。 子供のときはヒミツは蜜の味なのだ。 甘酸っぱいときもあれば、ニガイときもある。 「誰にも言うなよ、ヒミツだからな」 このセリフはタマラナイ。 「ここは今日から俺たちのヒミツ基地だ」 タマラナイ。 「ボク?誰にも言っちゃダメよ」 タマラナイ。 話がそれた。 ![]() その授業が終わってから、どことなく「アンネ」という言葉が情報として流れてきた。 多分誰かが女子から聞き出したか立ち聞き盗み聞きしたのであろう。 さて、「アンネ」とはいったいナニか? 子供は好奇心のかたまりである。 ヒミツを手に入れた。 スパイだ。スパイの気分だ。 これは誰にも聞かず、ひとりで解決しなくてはならないミッションだ。 さっそくその日は家に帰り、辞書を引いた。 岩波にはアンネは載っていなかった。 さらに百科辞典を引いた。 あったぞ!アンネ! しかし、アンネとは、アンネ・フランクという人名であった。 この人は本を出版しているようだ。 「アンネの日記」という本でベストセラーになっているという。 ムムムム・・・・これはアンネを知るためには読むしかない。 と、早々本屋へ走り購入した。 それは戦争中ゲシュタポの影に怯えながらナチスのユダヤ人狩りを逃れ、 隠れ家に潜んだユダヤ人達の生活をアンネ・フランクが日記にしていたものであった。 盛り上がるドラマがあるわけでもなく他愛ない日常が記録されていた。 初めてホロコーストを知った。 ![]() こんなことがあったのか。 ヒドイことをするもんだ。 人殺しはいけない。 人は助け合わなきゃいけない。 「ちょいと醤油がなくなちゃったんだけどさぁ、貸しておくれよ」 「いいよ、すきなだけ持ってきな」 助け合いだ。 これを読み、こーゆーことはイカン!と思った。 当時はまだベトナム戦争が終結していなかった。 子供心に戦争反対!という結論に達した。 アンネ → アンネ・フランク → アンネの日記 → ホロコースト → ベトナム戦争 → 戦争反対 というラインで納得、終了。 後日、「アンネ」とは生理用品であったことが判明した。 多くを学んだ小学生であった。 初潮の授業があるなら、男も射精の授業があってもイイんじゃないのか? 「えーと、先をむいてですね、カリを出しまして、握りながら上下にコスるとですねー」 「よしなさい!」 「ありがとうございましたーーー!」 back number 「 志 向 」 「 祖 父 」 「 メ モ 」 「 ネ タ 」 「 ガッツ石松と具志堅用高 」 |