先日アコースティックライブをやった。 ギター松尾ひろよし、キーボード大久保治信という面子だ。 昨年初めてこのメンツでソウル系の歌モノばかりインストでやったのだが、 こともあろうにこの二人は譜面さえあれば何とかなるだろうとタカをくくり、 予習も不十分に本番にのぞみ小さなミスを多数重ねたうえ、 「ストリートライフ」では大事故を起こしたので俺は途中で曲を中断し、 ステージで説教をした。 「君たち!これが武道館だったらどうするつもりだったんだ!?」と。 まぁ、この三人で武道館などありえないのだが・・・・ 今回はほとぼりがさめた頃の第二回目であり、 前回の反省を生かし、良い演奏となった。 MCも三人で行い、しかも長くなってしまいセカンドステージは1時間半を超え、 終電が無くなるといったお客さんが帰るはめになってしまった。 申し訳ない。 その時のMCで過去に友達に行なったいたずらが懐かしかったのでここに書く。 松尾ひろよしの同級生でもある井上の家での出来事だ。 ちなみに松尾と俺とはかれこれ30年の付き合いになる。 毎年のように井上の家で忘年会をやっているのだが、俺は酒が飲めない。 メンバーは次々に酒でつぶれて寝ていき、最終的に起きているのはいつも松尾と俺だ。 家主が寝てしまった。 「退屈だな」 「なんかしようか?」 「とりあえず腹がへったな。」 「何かあるか?」と台所へ。 「おい、棚の上に缶詰があるぞ」 「なんの缶詰だ?」 「おっ、有名ホテルの伊勢海老のスープだ!」 「なんだコイツ、こんなもん大事にとっておいたんだな」 「俺たちに見つかるなんて残念だな、フフフフフ」 「温めるか?」 「おう!」 「なんだよ、これ?生臭いな・・・」 「う〜ん、思ったよりマズイな」 「ちぇっ、腹の足しにならねぇ」 「期待して損したな」 「残りどうする?」 「捨てちまえ〜!」 と、ひとくち飲んで流しにジャーっ。 「空き缶どうする?」 「ここにあると飲んだことが井上にバレるなぁ」 「よし、砂でも詰めてもとの場所に戻しておこう。そうすれば手にとったときにすぐにわからない」 「それ面白れぇな!」 後日、それを飲もうとした井上が手にしたのは缶詰いっぱいの砂であった。 いたずらはつづく・・・ back number 「 志 向 」 「 祖 父 」 「 メ モ 」 「 ネ タ 」 「 ガッツ石松と具志堅用高 」 「 アンネ 」 「 入口と出口 」 「 長嶋茂雄 」 「 壁 」 「 三宅裕司の奥さん 」 「 願 い 」 「 写 真 」 「 高田純次 」 「 エ ロ 」 |