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「マイルスに訊け! 中山康樹 著」 を読んだ。

ちなみに「マイルス・デイビス自叙伝」も面白いよ。

マイルス、なんかスゲェ良いこと言ってるんだよなぁ。

その中のいくつかを書いてみる。


書籍

「創造しつづけようと思う人間には変化しかありえない。

人生は変化であり、挑戦だ。

オレは現状に甘んじるような人間は好きじゃない。

常に前進し変化を求める人間が好きだ。

オレはそうやっていままで生きてきた。

変わっていかなければならない。

それがオレの運命だ。」


マイルスは自分自身のサウンドに絶対的は自信を持っていたんだな。

どんなスタイルで演奏しようと自らのサウンドは不変であると。



「何かが残せないとするなら、そいつはなんのために生きているんだ?

そいつがそこにいる意味はどこにあるんだ?」


これはバンド内におけるミュージシャンの役割について語ったもの。

この言葉は音楽以外のモノにも当てはまる。



「ふり返るな。 謝るな。 説明するな。 同じことを繰り返すな。」


これもバンドのメンバーに対しての発言だ。

演奏および人生に対する哲学に思える。



「自分がソロをとる順番がきたからといって、

何も言いたいことがなかったら演奏することはない。」


マイルスは無駄な音の放射を極度に嫌った。

いかに少ない音でいかに豊かな感情を」表現するか。

マイルスがメンバーに与えた永遠の課題だったようだ。


でも俺がこれをやったら、

「あれ?ファイアー、ソロしないの?」って顔されるよな(笑)


喇叭

「アイデアのない奴とやるのは時間の浪費だ。」


俺もそう思う。


「オレはそいつが いいミュージシャン というだけでは満足できない。

問題はオレのバンドで何ができるかだ。

いいか、いい人や友情だけで音楽をつくることはできないんだ。

そいつがドラマーなら笑顔をふりまく前にオレが要求する速いテンポで叩かなければならない。」


マイルスはドラマーに対して最も要求度が高い。

それに応えられるドラマーだけが起用され、応えられなくなったらクビを切られる。

マイルスが挙げた3大ドラマーに、フィリー・ジョー・ジョーンズ、トニー・ウイリアムス、リッキー・ウエルマンがいた。



「失敗を恐れるな。失敗なんてないんだ。」


カッコいいなぁ。


マイルスはチャーリー・パーカーから、

「ミスしたらもう一度同じミスをしろ。そうすればそれはミスでなくなる。」

といった類の助言を得たという。

失敗を失敗に終わらせるも終わらせないのも自分の対処しだいというわけか。


俺なんて失敗したらすぐに顔に出ちゃう(笑)



「オレはオンナを選ぶ。

あたりまえだろ。

なんで100万ドルの唇で2ドルのプッシーを舐めなきゃいけないんだ?」


「トランペットを吹くコツ?

好きなオンナにキスするように、だ。」


なるほど。

トランペッターの命が唇であることをマイルス流に説いた言葉だ。

良いセリフだなー。



「オレの腕をもぎ取っていこうがキンタマをちぎろうが好きにしろ。

だが、頭だけは残しておいてくれよな。

頭がある限りオレは盗まれたものを全部取り返す方法を考え出してみせる。」


なんとも自信とユーモアのセンスがみなぎってるセリフだ。


奏者

「終わってしまう前に、終われ。」


深いよなぁ。



さてと、

「カインド・オブ・ブルー」でも聴いて寝よう。




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 「 志 向 」

 「 祖 父 」

 「 メ モ 」

 「 ネ タ 」

 「 ガッツ石松と具志堅用高 」

 「 アンネ 」

 「 入口と出口 」

 「 長嶋茂雄 」

 「 壁 」

 「 三宅裕司の奥さん 」

 「 願 い 」

 「 写 真 」

 「 高田純次 」

 「 エ ロ 」

 「 いたずら 其の一 」

 「 いたずら 其の二 」

 「 顔 」



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