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NHK-FMセッション2012の公開録音をやってきた。

このような番組に呼んでいただけるとは思ってなかったのでヒジョーに嬉しい。

アルバム「ファイアーセッション」でのオファーである。

このアルバムはジャズファンなら誰でも知ってるスタンダードナンバーを全編ファンクで

ギンギンにしているCDなのだ。

それをホールでギンギンにやって電波にのせてしまおうというのだからこっちも

タダではすまされない演奏をしようということになった。

SESSION 2012

放送時間は1時間。

番組からのMCは入らず、ライブをそのままお届けするという意向だ。

ならば時間は守らなければならん。

いつもは時間など関係なく1ステージに4曲やってだいたい1時間。

4曲じゃなんだから、せっかくだし7曲やろう。

オープニングは番組のテーマ曲でもある「C Jam Blues」

これをどんなアレンジでもよいというのでロックでガンガンにしようと試み、

リハーサルしたのだけど、あまりロックにならなかったので、すぐさま

趣向を変えて「テンポを早くしてやってみよう!」と言ったらバッチリになったので

今日のメンバーに抜かりはないようだ。


我々はリハーサルではテーマくらいしかやらないのであっという間に終わってしまう。

しかしそれでは音響さんがわからない。

なんせ公開録音。横文字でライブレコーディングなのだ。

なので短めに曲を通して録音したものをコントロールルームで聴きながら、

それぞれの楽器の音色、レベルなど相談できる有意義な時間を過ごせることができた。

演者、スタッフがお互い良いものを作ろうとする姿勢はいつ見てもスバラシイ。


リハーサルを終え、取材が入る。

番組内でのナレーションに使うためメンバーに対し根掘り葉掘り聞かれる。

殴り合いにになると困るのでみんなお互いを褒め合って終了。

腹が減ったので食堂に行く。

NHKの食堂は安い。

俺は300円でカレーを食った。


開演時間が迫ってきたのでメンバー集めて打ち合わせなんかした。

ドラムの磯部には「今日は必要以上に叩いて欲しい」と3回も告げる。

曲によってはアドリブのコーラス数を決めてソロの順番まで決めた。

普段はそんなことしないから、ちょっと緊張してきた。


舞台袖にスタンバイ。お客は拍手の練習。そして呼ばれる。

年配層が多い。


オープニングの「C Jam Blues」

終わったところで軽く挨拶。

「最初にメンバーを紹介します。キーボード、新澤健一郎!ドラム、磯部潤!

ベース、西村直樹!テナーサックス、音川英二!アルトサックス渡辺ファイアーです。」

「受信料もろくに払ってない連中ですが、ひとつそこんとこはお許し願いたいと思います。」

ややウケ。

「1時間ノンストップでお送りします。ファイアーセッションです。楽しんでください!」


ドラムからイキナリ「Passion Dance」俺は時間を気にしての短めなソロ。次の音川師匠は炸裂。

新澤はこの曲ではRhodes。

今日の新澤は、Rhodes、ハモンドオルガンB-3、グランドピアノ、シンセサイザー

の4台を駆使しているのだ。

Keyboard X 4

エンドのフェルマータで切らずにドラムで「Caravan」へつなぐ。

ここは一人1コラースアドリブでテンション高く突っ走る。

客の反応がイイ。キャラバンはみんな知っているようだ。


サックスから「Well You Needn’t」

それぞれ2コーラスのソロと決めてる。

最初のF7、G♭7、をきちんとやろうとしたら途中つまらなくなったので2コラース目で

ハイノートの超音波を出したら最前列のお客が手を叩いて喜んでるのが見えた。

キチガイはウケが良いようだ。


エンドのフェルマータからシメずにドラムから「Eye Of The Hurricane」テーマへ。

ここでもひとり4コーラスと決めていた。

しかし俺のソロが終わったとこで時計を見たらまだ18分しか経ってない。

4曲やっているのにまだそれしか経ってないなんて誤算である。

なのでドラムの4バースを延ばした。


たっぷりやったのでお客は喜んでいたので良かったと思う。


ハイテンションのまま「So What」

この時点で時間を気にせずやることにした。

ベースはレゲエ、ドラムはロック、サックスはバトルでこれでもかと攻めてベースソロ。

いつものファイアーセッションになってきた。

しかしまだ30分以上残ってる。


ここでいつもの西村直樹ショータイム。

5曲ブッ通しでやったのでお客が少し疲れてきているのがわかった。

なのでここでの西村はグッドタイミングだ。

2分以内でラジオでもわかるパホーマンスをお願いしたのだけど、

「好きなだけやっていいよ〜」とステージで伝える。

西村は客をつかんでいた。伝わったようだ。

西やんコーナー

「Sound River」はいつものファイアーセッションとなった。

アルトの頂点からテナーとつなぐ。

テナーソロの終盤は全員入り乱れフリージャズとなりピアノソロへ。

新澤はグランドピアノで豊かな表現力のソロを繰り広げる。

いい演奏になった。

時間に縛られることがなくなったせいもあるだろう。


最後はいつものように「Impressions」

テーマが出たら最前列のお客が拍手してた。好きなんだろうね。

演奏時間はトータルで56分ほどであったろうか。

編集しなくて済むと喜んでいました。

時間通りに出来てよかったぁ。

終演

アンコールを求められ「Mr.Clean」をやる。

番組でアンコール特集があるようでこれも放送される機会があるようだ。


ホント楽しかった。

バンドも凄く良かったし。

呼んでくれた番組スタッフの門本さん、三浦さんありがとうございます。


放送は4月22日(日曜)23時からNHKFMです!

皆さん!是非、聴いてください !!




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