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アメリカンジョークをいくつか。



精神病院で自分はナポレオンだと信じてる患者がいた。

あるとき、医師が

「なぜキミは自分がナポレオンだと主張するんだ」

と訊くと、その患者は、

「神様がおまえはナポレオンだと言った」と答えた。

すると、すぐそばにいたべつの患者が怒った顔でこう言った。



「おれはそんなことを言った覚えはない!」


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友人に裏切られ、全財産を失い、荒れた暮らしで体を壊し、不治の病に冒され、

ひとり寂しく死の床についている男がいた。

突然、目の前に妖精が現れて言った。

「どんな願い事でも構いませんので、あなたがかなえたい事を3つ言ってください」

男は即答した。

「友情と財産と健康が欲しい!」

そして、感激して男は続けた。

「ありがとう! もう何と言ってよいのか...」

「いいえ、どういたしまして」

妖精は答えて言った。



「こちらこそ、アンケートに御協力いただき、ありがとうございました」


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とあるパーティの席でのこと。母親に連れてこられていた三歳の男の子トニーが、

突然母親に向かって「おしっこしたい」と大声で叫んだ。

息子の無作法に母親は思わず顔を赤らめ、彼にそっと言った。

「これからはおしっこをしたくなったら『歌を歌いたい』と言ってごらん。

そうすれば私はお前がおしっこをしたいのだとすぐ分かるからね」

「『歌を歌いたい』だね?うん、わかった。これからはそう言うよ」


そして、その日の夜――


父親と母親の間に寝ていたトニーは、おしっこをしたくなって目を覚ました。

そこで父親を起こして「歌を歌いたい」と言った。

何も知らない父親はびっくりして言った。

「夜中は歌を歌う時間じゃないよ。明日まで我慢しなさい」

しかしおしっこが漏れそうなトニーは、どうしても今じゃないとだめと言う。

そこで父親は仕方なくこう言った。



「じゃあ、布団の中でいいから、お父さんの耳元で静かに歌ってごらん」


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WINE

イタリアとフランスとアメリカの首相がとあるリゾートホテルのプールサイドでヴァカンスを愉しんでいた。

そこへ妖精が現れ

「皆さんは日頃政治の世界で活躍してお疲れでしょう。 褒美におひとりに一つの望みを叶えて差し上げましょう。

このプールに飛び込むときに好きなモノの名を呼びなさい。水はすべてそれに変わります」

その言葉が終わらぬうちにイタリアの首相が飛び込み台に走っていき

「イタリアワイン!」と叫んで飛び込んだ。

プールの水はすべてイタリアワインに変わり、首相は飲んだり泳いだりして楽しく過ごした。

それを見たフランスの首相はプライドを刺激され、自分も走りながら

「フランスワイン!!」と叫んで飛び込み、飲んだり泳いだり楽しく過ごした。

それを見ていたアメリカの首相は心の中で

(こいつらのバカさ加減にはあきれるわい。何がワインだ。

俺なら黄金にするか…いや飛び込んだときに痛いな、ダイヤモンドにしようか……)

と考えながら飛び込み台に登っていき、そしてうっかり足を滑らしてこう叫んで落ちていった。



「クソッ!!!」




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