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GOO PUNCH!

かれこれリーダーを10年余り続けているバンドがある。

そういやぁ2000年からやってる。

その名を「グーパンチ!」


結成のきっかけは、パラダイス山元と東京ラテンムードデッラクスというユニットで

一緒だったテディ熊谷と「リハビリできるようなバンドやらないか?」であった。

その頃は家も比較的近かったのでちょくちょく遊びに行ってた。

そこで聴いた彼のレコードコレクションがイカしてた。

俺が持ってない聴いた事ないレコードがたくさんあったのだ。


そこで初めて聴いたBoogaloo Joe Jonesの「No Way」にはシビレた。

ギターのブーガルー・ジョーはもちろんのこと、その曲には若い頃のグローバー・ワシントンJrが

テナーをバリバリ吹いていたのだ。

ドラムのバーナード・パーディーも全開でグルーヴしてる。

う〜んタマラン、俺もこんな音楽やってみたい!が動機だった。


「遊びでこんなのやらない?」

「いいね」

「俺の友達にファンクなギターいるから誘ってみるよ」

「僕の知り合いに面白いベースがいるよ」

「なんていう人?」

「今福」

「ふ〜ん、どんなベース?」

「ただの呑んべぇ」

「ワハハハハハハハ、イイねぇ」


ドラムはT.P.O.で一緒だった竹内を誘った。

最初は遊びのバンドだからカバーばかりやっていた。

リハーサルしているだけでは物足りないので、せっかくだからライブをやることにした。

これが楽しかった。

なので、だんだん定期的にライブをやるようになる。


車で青森に行ったときは楽しかった。

初めてのバンドの旅で、ビデオカメラ持参で色々撮ったけど、ライブ以外は

とてもじゃないけど他人に見せられない(笑)

旅をすると個々の性格や性質がわかりやすく出るから良い。


五所川原でライブやって温泉二箇所二泊して帰って来た時はホントに遊んでるって感じがした。

営利目的の音楽とそうでない音楽の差がここで出る。

仕事じゃないとこうも楽しいのか?ってことだ。


あの頃から10年。

時の経つのは早いものだ。

2枚のアルバムを制作した。


グーパンチ!は勢いだけで突っ走っていた。

徐々に物足りなさを感じてきていたので、実は2枚目を出してもうやめようかと思っていた。

しかし、やめるのは簡単。

「はい、ここでおしまい〜」って言えば簡単に終われる。

いろんな人が言う、「やり続けることが大切だ」


2011年10月にドラマーを村上広樹に変えてライブをやったら手応えがあった。

新曲を書いたので久しぶりにスタジオでリハーサルもした。

過去にやっていた曲の今までナアナアだった部分が露出した。

元はと言えば遊びから始まったもんだから仕方ないところはあるが、

新入部員からそのような箇所を指摘された日には身も蓋もない。


先日横浜Thumbs UpのライブにケーブルTV、MUSIC AIR「Live Lab.」の収録が入った。

その影響かどうかは定かではないが非常に盛り上がった。

ステージ上からはお客の空気がだいたいわかるもんで、

この日のライブはここぞという箇所での反応がダイレクトに伝わってきた。

良かった曲と、そうでなかった曲がだいたいこれでわかるのだ。


この感覚は青森でやったライブに似てる。

地方のお客は敏感で、スゴイ反応を見せてくれる時が多々あるのだ。

「今まで見た中で一番良かった」と多く言われた。

そうか。ちゃんと練習すればいいんだ。

そういやぁライブ前にスタジオで練習したもんな。


村上の加入でバンドが新しくなった。

バンドの士気も上がった。

ちゃんとやらないともう遅いからな〜。

今までなにやってきたんだろ?

ま、楽し時もあったからいいか。



過去はどうでもいいや。過ぎたことは気にしない性格だし。

俺が好きなセリフ

「過去も捨て、未来も捨て、いまこの瞬間、爆発して生きる!」by 岡本太郎

ステージに上がった瞬間に爆発すればいいわけだな?

フフフフフ・・・


グーパンチ!・・・人生最後のバンドになるなぁ〜きっと。


GOO PUNCH!

ちなみに、グーパンチ!サムズアップのライブは、

2012年8月12日深夜0時MUSIC AIR 「Live Lab.」にてオンエアされますので、

ケーブルTVに加入されてるかたは是非ご覧ください。


今後ともグーパンチ!をよろしくお願い致しますm(__)m



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