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二人会

ギターの松尾ひろよしと二人会をやった。

奴とはかれこれ32年の付き合いになる。

俺がサックスを持って初めて共演したのも奴だ。

長い付き合いなのに二人でやるのはこの日が初めてなのだ。

何をやるのか?と興味深々のお客で音楽室DXはいっぱいになった。

ありがたいことである。


いきなりトークから始めた。

喋ることは打ち合わせせずのフリートーク。


まずは二人の出会いから。

俺は人見知りが激しくほとんど喋らなかった。

「渡辺くんは普段なにをしてるの?」

「別に・・・」

会話にならない。

「渡辺くん、コーヒー飲む?」

コクりとうなずくだけ。

とにかく話しかけられても反応がないので「鉄仮面」と言われた。

松尾は「コイツとはもうこれっきりだな」と思ったらしい。


初めて演奏した曲は「Spinning Toe Hold」

2小節のフレーズを延々繰り返して吹いてた。

「渡辺くん、ここアドリブだよ!」

と、言われても書いてある2小節を吹くだけ。

サックスをいじり始めて間もないのにアドリブなんてできる訳が無い。

しかもin Cで書かれている譜面を移調もせずにそのままアルトで吹いてる。

(「ド」の音で書いてあるのはアルトサックスでは「ラ」と吹かなくてはいけない)

なんか変だけど、それさえもわからない。


仰向けに寝ている相手の片足のひざ裏部分に対面にある自分の足を差込んで相手の足を地面と水平に折りたたみ、両手で相手の足首とつま先をつかんでそこからテコの要領で膝と足首を極めるという足関節技の一種。この体勢から差し込んだ足を軸にして自ら回転し、その勢いでさらに極めると強さを増すという技である。

その初めてやった曲を二人でやった。

なんか堅い演奏だったな〜、やりずらい(笑)

お互い緊張してるぜ。


楽器を置き、再びトーク。

お客は演奏もトークも期待してる様子。


銭湯ではお互い前を隠さない、しかし隠したのはこの日だけだぜということから始まった。

それはグーパンチ!のメンバーでスーパー銭湯お風呂の王様に行ったときの話。

この日スーパー銭湯は混んでいた。

脱衣所で様子が変だと気づいたのは隣で脱いでいるオヤジがスキンヘッドで紫色のヒモパンを履いている。

左を見れば同様な奴。

周りは色黒のマッチョマンばかり。

これは変だ・・・金曜日のこの日はゲイナイトか?!!

即座に前をタオルで隠す。


露天風呂に浸かっていると内風呂から外に入ってくるマッチョが必ずムキムキ!

ってポーズをとってからガラガラと入ってくるのが見える。

あ、次々と入ってくる。

みんなそれぞれ入る前に必ず自分の決めポーズをとってガラガラと扉を開いて入ってくる!

これはマズイ・・・・

身の危険を感じて早々に露天から退散し、内風呂から様子を見ると、

ベースの今福がマッチョに囲まれて出れないでいるではないか!

4人に完全包囲されてる。

それを見ながら「アイツさ〜、オセロだったら白から黒にひくっり返されてるな!」

ワハハハハハハハハ!!と二人で爆笑してた。

案の定、今福は湯アタリし涙目になっていた。


発展は金曜日

ということで次の曲はグーパンチ!で初のオリジナル曲の「Shine」をやった。

これは二人でもイケるなぁ〜〜

ギターのカッティングがベース、ドラムもカバーして心地よいグルーブが出ていた。

お互いやり慣れてる曲だしね。


この曲は当初、「爆発天狗」というバンドでやっていた曲なんだよね。

曲名は「シャイニーレオタード」

コラースから♪シャイニィ〜〜、シャイニィ〜〜♪とハモリ、

「それじゃぁ、履いてみようか!!」って

♪レオタァ〜〜ドォ〜♪

♪シャイ二ィ〜〜、レオタァ〜ドォ〜〜♪って歌ってからテーマに入っていたバカバカしい曲だったのだ。

そのバカバカしい部分を取り曲名も「Shine」と改名したわけ。


トークをはさみ次はStevie Wonderの「Until You Come Back To Me」をやる。

とりあえずトークばかりやってるとあっという間に時間が過ぎるので、

「あげた曲は全部やろうよ〜」と提案し、

「俺らの影響を受けた大好きなRed Hot Chili Peppersの曲をやります」と言った途端、

松尾が「アイツら全裸でポコチンに靴下被せて出てきたよな〜、俺もあれ真似したんだけどすぐに落ちちゃったよ!」

「あっ、俺もやったやった〜、でもすぐに落ちる!」

「玉袋入れ込んで被せるけどすぐ落ちちゃうんだよね〜」

「あれはさ、糊で付けてるに決まってるよ〜」

「だよな〜〜」と下ネタ全開。

ここには書けないこといっぱい言ってる。ライブだから。

来た人だけしか笑えないことばかり。


俺たちはこの他にもっとたくさんおかしいことをしてるのだ。

次回言うよ(笑)


曲は「Under The Bridge」をソプラノで。


最後は「Walk Tall」

ソロは俺の合図でどんどん転調。

1部は約50分でした。


もっと喋ってもよかったかな?って感じだった。


次回へ、つづく



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