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7月2日は束子の日

サックス吹いてお金もらえるようになったのはキャバレーで演奏し始めた頃。

今から30年ほど前、まだまだ巷にはキャバレーがいくつもあった。

ビッグバンドが入っていたからね。

俗に言う「ハコバン」だ。

箱=お店、バン=バンド、略してハコバン。あ、説明しちゃった。


最初にレギュラーで入ったのが新小岩の「ハリウッド」

20代の若い奴ばかり9人。

毎日「ベサメムーチョ」吹いてた。

おかげでこの曲が嫌いになったよ(笑)


俺は譜面が弱いのでいつもは3rd ALTO。

ある日1st ALTOを担当した。

毎日ショータイムというのがあっていつもは演歌系の歌手が来るんだけど、

この日はストリップだったんだ。

当時は生演奏でストリップしてたんだよ。

曲はメドレーになっていて譜面が5枚以上と長いものもある。

テンポチェンジもあったりして結構ムズカシイ。

譜面から目が離せないので踊り子さん見る余裕まったく無し。


ビッグバンドで演奏するとき、ソロイストは立ってソロを吹く決まりごとがあって、

そのメドレーのなかに「Sophisticated Lady」ってDuke Ellingtonの有名な美しい曲があって

テーマを吹くさいに立ち上がった瞬間に踊り子さんのタワシが突然目に入ったの。


あ、タワシを目にゴシゴシとつけられたり、タワシの1本が飛んできて目に入ったとか

そーゆー意味ではなく、視界に入ったということね。

なに?言われなくてもわかる?

だろうね〜〜


なぜタワシが視界に入ったかというと、踊り子さんがレースの長いストールを首から垂れ下げながら

後ろを向いた際にパラっとレースを落としたんだ。

お客には背中しか見えてない。

しかし、バンドにはスッポンポンの姿!

当時22歳、ヘアーなんて簡単に見れる時代じゃないよ。

まだ80年代じゃ解禁になってないんだから。(今じゃ週刊誌で見れる)

しかも生でだよ。

俺は動揺のあまり、1拍遅く入ってしまいバンドは「えっ!!??」って感じだった。


う〜ん、このシュチュエーション、文章にすんのムズカシイなぁ。

ひとり会の時にこの話を身振り手振りしたときは盛り上がったな(笑)

それ以来トラウマになっちゃって「Sophisticated Lady」って曲が吹けなくなったの。


でもね、克服するためにひとり会で吹いたら治ったよo(^▽^)o

テーマだけだったけど。


一人で吹けた

いつの日かちゃんと演奏したい「Sophisticated Lady」



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